からだエコロジー・地球エコロジー
未来食つぶつぶクッキング
未来食アトリエ・風 木幡恵・大谷ゆみこ 著
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新しい自然食料理、「未来食」待望のレシピ集。つぶつぶ=雑穀でつくる、未来食版ビーフ=“高きび”のハンバーグ、未来食版お魚=“ひえ”のムニエル、未来食版たまご=“あわ”のオムレツなど、創作メニュー全148点をカラーで掲載。和食はもちろん、中華、イタリアンなど、さまざまな自然食メニューを、おいしくヘルシーに味わいたい人へ。
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初版1997年11月1日 ISBN4-944098-17-0 C0077
A5判/176ページ(カラー128ページ)●定価 2,592円(税込) |
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●心ワクワク・体イキイキ 未来食
●個性派ぞろいの "つぶつぶ"たち
●クッキング準備OK?
●ホンモノ調味料を用意しよう!
●食材をそろえよう!
●調理のルールをおさえよう!
●未来食つぶつぶクッキング
●未来食版〜Beef:高きび・板麩
●未来食版〜Pork:粒そば
●未来食版〜Chicken:うるちあわ&きび 凍り豆腐
●未来食版〜Fish:ひえ
●未来食版〜Egg:もちきび
●未来食版〜Cheese:もちあわ
●その他の雑穀/玄米・押し麦・ハト麦他
●未来食を楽しむキッチンGOODS
●手づくり料理は手づくりの器で
●未来食・料理の魔法〜炊き方のコツ/色/味/形
●なぜ?"つぶつぶ"クッキング
●未来食アトリエ・風の夢
●対談/木幡恵 VS 大谷ゆみこ
●料理索引
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大人も子供も大満足!『高きび&粒そば和風ハンバーグ』 |
高きび‥‥‥1カップ 粒そば‥‥‥120cc
タマネギ‥‥75g ニンジン‥‥75g
レンコン‥‥75g
*つなぎと香辛料
天然酵母パン粉 1/4カップ
地粉‥‥‥‥150cc ナツメグ‥‥少々
ゴマ油‥‥‥少々 塩‥‥‥‥‥小1弱
*薬味
大根‥‥‥‥1/4本 長ネギ‥‥少々(かんずり、大葉、ミョウガなど)
1)粒そばを1カップ強の水で炊き、高きびは同量の水で炊く。(炊き方:粒そば37頁、高きび19頁)
2)ニンジン、レンコンはおろしておく。
3)タマネギはみじん切りにし、少量の油と塩少々でソテーする。
4)炊いた粒そばは粗熱がとれたら油で揚げ、これに炊きあがった高きびとbcの野菜、つなぎと香辛料の材料をすべて入れて軽くこね、約50gのハンバーグ型(10〜12個できる)にする。
→地粉は最後に入れると混ぜやすい。
5)フライパンに油をひき、両面をこんがりと焼く。
F大根はおろして少し水気を切り、みじん切りの長ネギやかんずり(なければ大葉やミョウガのみじん切り)などの香辛料を入れ、ハンバーグに盛りつける。割りしょう油(しょう油を2倍の水で薄めたもの)をかける。(P25に掲載)
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高きび、粒そばをはじめ、ひえ、あわ、玄米、ハト麦など、それぞれの“つぶつぶ”雑穀の炊き方のコツもあり、初めての人でもおいしくつくれるレシピ集です。
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木幡 恵 きはためぐみ
1953年生まれ。女子美術大学芸術学部産業デザイン学科卒。「未来食アトリエ・風」の設立メンバー。世界各国を旅行した経験を活かし、未来食をあらゆる国の料理に置き換えて、数多くのレシピを創作している。食を通して個性が輝きあうような出会いの場を作りたい、と手がけるエコロジカルパーティーのトータルコーディネイトは、新しいライブアートとして注目されている。夢見る夢子さんの部分と、世話好き人情家が混ぜ合わさった東京っ子。
大谷ゆみこ おおたにゆみこ
暮らしの探検家・食デザイナー。1952年栃木県生まれ。雑穀を独自のレシピで「つぶつぶグルメ」と名付け、体と地球の元気を同時に取り戻す「未来食」として提唱。食生活の研究所「未来食アトリエ風」にて、「Tsubu
Tsubu Cafe」や「粒粒SHOP」、セミナー、クッキングクラスなどを運営。また「私が変わる-暮らしが変わる-地球が変わる」のもとに地球規模の食環境改革をめざして、自身の住居スペース(山形県小国町)を未来食生活を実践する仲間たちをつなぐ場「いのちのアトリエ」として開放している。「食は一番身近な環境問題」をキャッチフレーズに、食に関するさまざまな活動を展開する市民団体
「いるふぁ」代表、「国際雑穀食フォーラム」代表を務める。
●著書・著作
『未来食』 メタ・ブレーン(1995年)
『未来食つぶつぶクッキング』 メタ・ブレーン(1997年)
『海の精シンプルクッキング 塩料理』 メタブレーン(1999年)
『海の精シンプルクッキング 味噌がおいしい。』 メタブレーン(2000年)
『海の精シンプルクッキング 醤油マジック』 メタブレーン(2002年)
『つぶつぶ』 メタ・ブレーン(2004年)
『野菜だけ?』 メタ・ブレーン(2004年)
『続 野菜だけ?』 メタ・ブレーン(2010年)
『ベジタリアン 野菜クッキング』 家の光協会(1991年)
『未来食の野菜クッキング』 主婦の友社(1998年)
『雑穀つぶつぶクッキング』 創森社(1999年)
『雑穀つぶつぶ食で体を変える』 講談社(2002年) ほか
●連絡先
つぶつぶ・フゥ未来生活研究所
〒162-0851 東京都新宿区弁天町143-5 tel:03-3203-2090 fax:03-3203-2091
URL:http://www.tsubutsubu.jp
いのちのアトリエ
〒999-0600 山形県西置賜郡小国町大石沢944-1/Phone 0238-65-2775 Fax 0238-65-2056
●「雑穀人気」(読売新聞/1998年3月23日生活面掲載)
食卓にほとんど上ることのないアワやヒエなどの雑穀が、最近見直されている。宅配が登場し、素材に使うレストランが人気で、料理本も売れている。ミネラルに富んで栄養バランスがよいうえ、多様なメニューにも使える
"新食材"と受け取られているようだ。生産者と消費者のグループによる展示会や公開講座なども都内で開かれる。〜中略〜 東京・文京区にあるレストラン「Fu」(ふー)は、雑穀を素材にしたランチメニューを出し、サラリーマンなどに人気がある。肉の代わりにタカキビを使ったタカキビのハンバーグ、アワのナゲットやモチキビのオムレツなどだ。「雑穀といえば、ご飯に混ぜて炊くか、おかゆにするなど固定的なイメージが強いが、そればかりでなく、ピザやギョーザ、カレーやスパゲティなど、バラエティーに富んだ料理を作ることができる」と、代表の大谷ゆみこさんは強調する。雑穀を使ったレシピを紹介した大谷さんの本『つぶつぶクッキング』(メタ・ブレーン)は1997年11月に出版され、8,000部を売り上げている。大谷さんによると、雑穀には、カリウムやナトリウムなどが人間の細胞とほぼ同じ割合で含まれており、ほどよく雑穀を食べていれば、体に必要なミネラルが補給しやすく、免疫力を高めるビタミンB17も取りこめるという。1960年ごろまで、アワ、ヒエ、キビは国内でそれぞれ1万から3万ヘクタール程度で栽培されていた。その後、食事の西洋化や経済成長などの影響で、栽培農家が急激に減り、現在、雑穀全体の栽培面積は約8,000ヘクタールに落ち込んでいる。とれた雑穀はこれまで、ほとんどがアトピー患者や自然食愛好家の間で食べられていた。しかし、こうした限られた人たちの食べ物という印象は変わりつつある。減反の転換作物に雑穀を栽培する農家も増えている。広がり始めた雑穀人気について、大谷さんは「雑穀を知らない世代には雑穀はマイナスイメージがなく、かえって食材としての新鮮さがあるのでは」と見ている。
●健康を追求すれば、米よりもコレ! あわ、ひえ、きびなどを使った“雑穀メニュー”が大ブレイク中!(女性自身/1998年4月14日号掲載)
「以前までの雑穀料理のイメージは、まずい、古くさいでした。それが、アトピー性皮膚炎によいなどと注目され、体にも環境にもヘルシーな新しいグルメとして見直されています」と語るのは、雑穀を素材にしたメニューがOLやサラリーマンに人気の、東京都文京区にあるレストラン『FU(フー)』の代表、大谷ゆみこさん。かつてのマイナス・イメージも、雑穀を知らない世代仁は新しい食材として新鮮に映ったようだが、雑穀は栄養バランスが理想的なのだ。巷間「1日の食事で40品目食べないと栄養バランスはとれない」といわれる。なかなかの難題だが、大谷さんによると雑穀なら数多くの品目を揃える必要がないという。雑穀は中性食品で、三大栄養素をはじめとする栄養とミネラル、繊維が人間の晴明のメカニズムにぴったりのバランスで含まれている、非常に理想的な食べ物なんです」
最近は環境汚染の人体への影響が心配されているが、これも雑穀を食べることで改善されるのだ。「雑穀には免疫力を高めるビタミンB17が含まれているので商品の毒や体に溜まっている毒をも排出してくれます」
ダイエットのために野菜ばかり食べ、栄養バランスを崩して生理不順になったりする人もいるが、実はダイエットにも効果があるのだ。「健康的に余分なカロリーをそぎたいなら、雑穀グルメがオススメ」と大谷さん。料理が大変なのでは? と思ったら、これが簡単にできるし、メニューもこれが雑穀!?と思うくらい『ハンバーグ』『ギョーザ』『ソーセージ』『グラタン』『ピザ』『オムレツ』とバラエティに富んだ料理が楽しめちゃうのだ。
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