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基金で刊行される本の売り上げ見込みはどれくらいですか? | |
▼Answer 本の価格、テーマにもよります。場合によっては最初の年に300部あるいはそれ以上売れることもありえますが、無名著者の出版物という点から考えると、20冊程度がほとんどといえるでしょう。 基金の出版活動は、本で利益を得ることではなく、売れなくても、世に知らしめる価値のある仕事を出版で紹介したいという意思のある方を手助けすることが目的です。作品を売ることを目的になさる方は、新聞などで広告を出され、出版物に積極的な広告をいれてくれる自費出版会社を当たることをおすすめします。 基金で出版した場合も、著者購入には特別割引をいたしますので、割引購入した本を自分で販売した場合は、利益はご自身に入ります。 |
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本の販売に積極的な営業はするのですか? | |
▼Answer 営業は行ないません。本基金の出版物は大量に売ることを目的とはしていません。 出版社に限らず、営利目的で事業を行なう場合、売りたいものではなく、売れるものを売ることが基本です。しかし、本基金は営利事業ではなく、たとえ売れるものではなくても、基金が「いい」「価値がある」と思うものを出す方針です。 本基金での出版は、取次への必要経費など販売マージンの多くは出版社(メタ・ブレーン)に渡されるので、本を一冊出すだけで基金は赤字を抱えます。オンデマンドなので印刷コストは必要最低限に収まりますが、編集コストは大量印刷の本と同じようにかかるし、出版物が大手出版社などに目をかけられた場合も、できるだけ必要経費のみで出版権を譲る考えですので、この状態で一冊に多大な広告費をかけていると、たちまち破産してしまうのが現状です。 ただし、最低限必要な取次会社などへのサンプル本提供などは行ないます。そのため、取次経由の一般書籍とほぼ同じ流通ルートでの販売となりますので、小出版社などが行なっている出版社直販形式よりも、販売機会は多いかと思います。 時として、大学・都道府県立図書館に献本、新聞・雑誌に見本提供や、インターネットや地方新聞・チラシでの広告を考えることもありますが、どちらかというと広告事業のテストとして行なうもので、特定の著者に極端に有利にならない方法で行ないます。基本的に営業はないものと考えてください。 ただ、出版後3年を経過して売り上げ不振のものは絶版とすることがあります。 |
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本が売れた場合、もっと大きな販売チャンネルを利用するため、メタ・ブレーン以外の出版社で再刊したいのですが? | |
▼Answer かまいません。出版直後から大手の出版社と交渉されるのも自由です。 出版代理契約を結んでいる本基金は、著者が交渉した相手側の出版社と一応お話をしますが、こちらからは事務費などの常識的な金額以上(2万円程度)は求めません(相手側から無条件提示される額があればありがたく頂戴致しますが、それ以上の要求は行ないません。ただ、 交渉に不誠意があったと認められる場合、基金HPに名前を掲載することがあります)。場合によっては(たとえば4000部くらいの販売見込み)、無償で出版権をその出版社にお譲りします。 ただし、メタ・ブレーンから、相手側よりもよい条件でその本を再販したいとの申し出がないことが条件です。必ず、他社との交渉に並行して、メタ・ブレーンともお話しください。 |
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この基金の出版事業に商業的な目的は全くないのですか? | |
▼Answer 金銭的な利益を出版物からとることは考えていません。 利益はもともとわずかですから、基金の維持経費のためにのみ使用します。これは、将来的に基金を公益法人にしたい考えがあるので、出版事業をそのための実績とする側面があるためでもあります。 ただし、出版物に基金のスポンサー企業の宣伝が入る意味では商業目的がないともいえません。また、本の販売実績をメタ・ブレーンが自社出版物の企画戦略の基礎データとして利用したり、当基金がインターネット購入などの形以外での実験的プロモートを不定期に行ない、そのデータを商業的に利用することはあります。しかし、基金が著者から金銭的な利益を得るようなことはありません。 |
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国会図書館に納本はされますか? | |
▼Answer これは出版社の義務ですので、基金側で一冊納本します。 |
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ハードカバー版を出したいのですが。 | |
▼Answer 基金で出すものはペーパーバック(またはソフトカバー付)のみです。 自費出版でもかまわないからハード版を出したいという方は、比較的低額の費用ですむ自費出版社(市販はできませんが、ISBNはつきます)をご紹介します。 |
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表紙・カバーのデザインはどうなりますか? | |
▼Answer 基本的に、既成デザインからお選びいただきます。 パソコンソフトのイラストレーター、コーレルドローなどで作ったファイルを送っていただければ、それを採用することもあります。原則としては、メタ・ブレーンと基金がデザインを決めさせていただきます。 写真をいれることも可能です。なお、著者の家族の写真などは、著者にとって特別な故人となった人物、歴史的に著名な人物以外カバーには採用しません。採用の場合でも、原則として裏カバーとなります。著者紹介のページに白黒で小さく入れることは可能です。 |
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本文中に図版や写真を入れたいのですが。 | |
▼Answer 可能ですが、白黒になります(カラーはできません)。 写真は、新聞や週刊誌よりは若干いいという程度の印刷精度ですので、写真集はもちろん芸術色の強いものには全く向きません。資料的な意味での図版・写真の掲載くらいに考えていただいた方がよいかと思います。 図版は、文字が入る場合はドローソフト(イラストレーターなど)で作ったデータの方が、文字がきれいに出ます。 なお、大量の図版や写真を入れる場合、20以上から1枚1000円程度の手数料をいただくことがあります。 |
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編集ソフトは何を使用すればいいですか? | |
▼Answer マイクロソフトワード、マイクロソフトパブリッシャー、CORELDRAW、アドビのイラストレーター、一太郎です。複雑なレイアウトでなければ、だいたいのことがこれでできます。 ご自身でワードなどを使用して作成した、ある程度編集されたデータがある場合、そのデータを送っていただければ、こちらで調整して出すことも可能です。版組など複雑な本で、ある程度の売上げが見込め、必要と認める場合は、DTP(電子版組)のプロに外注し、QuarkXPress、INdesignなどのプロソフトも使用します。 |
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小説などの文芸ものを扱わないのはどうしてですか? | |
▼Answer 小説などの著作は、広く不特定多数の読者へ向けて書かれ、著者にとってもたくさんの人に読んでほしいと願っている作品であることが多いでしょう。基金での出版は、小ロット印刷で本の定価が高くなり、販売の機会も通常の出版に比べると狭まります。無名な著者の高価な小説では、売れることはまずありません。 基金では、大量に販売することや積極的な営業を行なうことはしていないので、世に出すという意味で考えても、各種の新人賞や文芸賞、自費出版会社などで出版される方がよいかと思います。 |
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隠れ自費出版ではないかと心配です。著者の費用負担は? | |
▼Answer こちらへ原稿やデータなどを送るのにかかる費用(家庭用プリンタでの出力費・郵送料、基金との通信連絡費用など)、著者購入の代金・送金料など以外、基本的に著者の負担はありません。ただし、こちらでの編集作業段階で費用負担をお願いしたいもの(大量の図版や写真の処理など)が発生した際は、手数料をいただく場合もあります。 本の編集・流通経路への登録、新刊案内はすべてこちらの負担です。著者購入をしたい場合は著者の負担になりますが、5冊まではこちらから進呈します。なお、著者購入は、強要することはありませんし、購入の義務も生じません。 |
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タイトルは自分で決められますか? | |
▼Answer 著者側から候補を4つあげていただき、基金とメタ・ブレーンが協議して、その中から選ぶことにしますが、若干の訂正をいれる、あるいは当方でタイトルを付けさせていただくこともあります。 |
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山瀬基金がなくなった場合、本はどうなるのですか? | |
▼Answer そういう事態はあり得ないように、当初はコジンマリした事業としています。万が一にも、基金が法人化以外の理由で解散・消滅するという事態があれば、版権等はメタ・ブレーンに譲渡し、メタ・ブレーンでその後の出版を継続します。 |
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その他、出版に関するお問い合わせについては… mesoamerica@web-japan.to までご連絡ください(担当者不在の場合など、ご返事にお時間がかかることがあります) |
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基金の代表者である山瀬暢士は、メタ・ブレーン社内にいるわけではありませんので、連絡はできるだけ、関係社内での閲覧が容易な電子メールでお願いいたします。 当出版企画は、実質株式会社メタ・ブレーン内で行なわれますので、出版に関するお問い合わせについてはメタ・ブレーンの住所・FAXあてでもかまいませんが、メールが使えない方のみにしていただけると幸いです。 |
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(株)メタ・ブレーン 〒150-0022 東京都渋谷区恵比寿南3-10-14-214 TEL 03-5704-3919/FAX 03-5704-3457 | |
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