キリスト者と葬儀

山口隆康 著

キリスト教の結婚式が日本人の婚姻観を変えたように、葬儀にもキリスト教式が選択される時代がきてもおかしくない。こうした問題意識から、キリスト教葬儀 の式次第とともに、その意味や目的、死生観について解説する。また、葬儀における説教や祈りの式辞なども収録した。葬儀が宗教性を失い儀式と化した現在、キリスト教の葬儀について詳細に記した一冊。
信者でなくとも、死生観を今一度見つめ直すにふさわしい。キリスト教界の理論的第一人者として名高い山口牧師の語りかける口調が心地よく、また平易に読むことができる。

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初版2010年11月7日 ISBN978-4-4944098-99-6
B5判 196ページ●定価 1,620円(税込)


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はじめに
第1章 葬儀の手引きとその実際
   I. 葬儀の意味 /II. 葬儀の目的 /II. 葬儀の実際

第2章 葬儀式辞
   I. 故逢坂語郎兄葬儀式辞 /II. 故逢坂多恵姉葬儀式辞 /III. 故石川望兄葬儀式辞 /
   IV. 故伊藤泰義兄葬儀式辞 /V. 故大和久泰太郎兄葬儀式辞 /
   VI. 故川村源四郎兄葬儀式辞 /VII. 故菊地康明兄葬儀式辞 /
   VIII. 故高橋妙子姉前夜式式辞 /IX. 故高橋妙子姉葬儀式辞
   X. 故田畑恭子姉葬儀式辞 /XI. 故馬場直次兄葬儀式辞 /XII. 故吉岡襄兄葬儀式辞

第3章 「死と復活の説教」
   I. 『眠れる死者たちについての知恵』 /II. 『十字架の傷跡を示される復活の主』

第4章 附録
   I. 教会墓地における墓前の祈り式辞 /
   II. 最近の「葬儀説教」についての一考察 (『神学』57号所収論文)
あとがき


山口隆康(やまぐちたかやす)
1945年 神奈川県横浜市に生まれる。
1970年 東京神学大学大学院修士課程修了
1984〜1986年 ハイデルベルク大学に、R・ボーレン教授のもとに助手として留学
1999〜2000年 ハイデルベルク大学客員研究員
現 在 東京神学大学教授(実践神学) 日本基督教団五反田教会並びに玉川平安教会の牧師

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