Rによるノンパラメトリック回帰の入門講義
竹沢邦夫 著
|
数学、統計学において、複雑・多数の変数要素も難なくこなす情報処理技術によって、データの変数間の関係を表わす式(回帰式)もノンパラメトリック手法が脚光を浴びている。本書はその理論の根幹を理解し、PCによって実用に結びつけるための入門書である。
2009年度「統計関係学会連合体大会」におけるチュートリアルセッションをまとめたもので、話し言葉により平易に説明し、読者の理解を促すことに留意した好著。
>>著者紹介
初版2009年10月 ISBN978-4-944098-97-2
A5判/152ページ●定価 2,106円(税込)
|
ご購入はお近くの書店、またはネット書店へ
★この本は、ご注文をいただいてから印刷・製本をする『オンデマンド書籍』のため、
ご注文の際、お届けまでに1〜2週間ほど時間がかかります。ご了承ください。
●第1章.はじめに
●1.1 回帰とは
●1.2 分散とバイアスとは
●1.3 ノンパラメトリック回帰とは
●第2章.線形回帰の基本概念
●2.1 重回帰
●2.2 最小2乗法
●2.3 ハット行列
●2.4 スペクトル分解
豆知識<その1>
●第3章.ンパラメトリック回帰の意義
●3.1 多項式回帰の問題点
●3.2 移動平均の問題点
●3.3 3次のスプライン関数の当てはめの問題点
●3.4 ノンパラメトリック回帰の素晴らしさ
豆知識<その2>
●第4章.平滑化スプライン
●4.1 B−スプライン基底
●4.2 B−スプライン基底による補間
●4.3 自然スプラインのもう一つの導出方法
●4.4 平滑化スプライン
●4.5 平滑化スプラインのハット行列
●4.6 GCVによる平滑化パラメータ(自由度)の最適化
豆知識<その3>
豆知識<その4>
豆知識<その5>
●第5章.局所1次式回帰
●5.1 区分的(piecewise)当てはめから
局所的(local)当てはめへ
●5.2 局所1次式回帰の概念
●5.3 局所1次式回帰のハット行列
豆知識<その6>
豆知識<その7> |
●第6章.加法モデル
●6.1 加法モデルとは
●6.2 バックフィッティング
●6.3 多項式を使うとき
●6.4 B−スプライン基底を使うとき
●6.5 自然スプライン基底を用いた加法モデル
●6.6 自然スプライン基底を用いるときの
凸凹ペナルティ行列
●6.7 自然スプライン基底による加法モデルの例
●6.8 パッケージ「gam」との比較
豆知識<その8>
●第7章.電気分解の工業
●7.1 普通のヒストグラム
●7.2 ヒストグラムの平滑化の意義
●7.3 ポアソン分布を仮定したノンパラメトリック回帰
●7.4 平滑化パラメータの最適化
●7.5 外れ値を含むデータ
●第8章.Rによるノンパラメトリック回帰
●8.1 Rの学び方
●8.2 Rを用いて対話型プログラム
●8.3 自然スプラインによる補間
●8.4 平滑化スプライン
●8.5 パッケージ「assist」とは
●8.6 「assist」による平滑化スプライン
●8.7 「assist」による薄板平滑化スプライン
●8.8 「gss」による薄板平滑化スプライン
●8.9 「assist」による加法モデル
●8.10 「assist」による平滑化スプラインANOVA
●8.11 「assist」を使ってヒストグラムを平滑化
豆知識<その9>
豆知識<その10> |
村竹澤
邦夫(たけざわ くにお)
独立行政法人 農業・食品産業技術総合研究機構 中央農業総合研究センター データマイニング研究チーム 上席研究員。筑波大学大学院 生命環境科学研究科
准教授(連携大学院)。1984年、名古屋大学大学院 工学研究科 応用物理学専攻 博士課程前期修了。博士(農学)。農林水産省 農業環境技術研究所などを経て、独立行政法人
農業技術研究機構 中央農業総合研究センターへ。06年、組織変更により現職。
97年、『ノンパラメトリック回帰とファジィ推論の農学への応用』により、科学技術振興事業団 科学技術情報振興賞(学術賞)を受賞。02年、『柔軟な情報統合によるモデルの構築』により、システム農学会論文賞を受賞。
|